今回はガールズバーで起こるセクハラ問題についてお話しします。
カウンター越しの接客でもセクハラは起こる
ガールズバーは、カウンター越しの接客スタイルが基本です。だからこそ、「ガールズバーならセクハラは起こらない」と考えてしまう女の子がいますが、それは間違った認識だといえます。
確かにガールズバーは、キャバクラのようにお客様の隣に座ることはありません。お客様に密着することもないため、直接的なセクハラをされることは少ないでしょう。
しかし、そもそもセクハラは「された側が不快に感じた時点」で成立します。お客様からすると軽いスキンシップのつもりで手を握っただけでも、女の子が「不快」だと感じたらそれは立派なセクハラです。
「こんなことをセクハラって思ってしまうなんて、ガールズバーの仕事に向いてないのかな」と悩んでしまうことがあるかもしれませんが、自分を責める必要は一切ありません◎
ガールズバーは、キャバクラに比べてライトな雰囲気のお店が大半です。だからこそ、「少しくらい触ったり下ネタを言っても平気」だと勝手に解釈してしまうお客様が出てきてしまうのでしょう。
ガールズバーには、ガールズバーだからこそ起こるセクハラの数々があります。自分の身を守るためにも、セクハラへの対処方法をしっかりと身につけておくことが大切です。
ガールズバーの店内で起こるセクハラ事例
ガールズバーでは、基本的にカウンター側から移動することはありません。そのためガールズバーでのセクハラは、カウンター越しに接客しているときに起きることがほとんどです。
具体的には、性的な質問や発言をされたり、手を触られたりします。
それ以外のヘビーなセクハラをされるかどうかはお店にもよりますし、そもそも滅多に起きることではないので安心してくださいね◎
では、ガールズバーでの店内で起こるセクハラ事例を詳しくみていきましょう。
カウンター越しで接客中
カウンター越しで接客しているときに起きやすいセクハラとしては、以下のようなものがあります。
- マッサージと称して手を触ってくる
- お酒を渡す際にそのまま手を握られる
- 「手が冷たいから手を貸してほしい」といって勝手に手を繋いでくる
ガールズバーはカウンター越しでの接客となるため、足や胸などを触られることは基本的にはありません。しかし、「手」だけは常に無防備な状態になっているので注意が必要です。
他にも、女の子の手を自分の体に触れさせてくる人もいます。特に体を鍛えている人は、筋肉を自慢したくて腕や胸あたりを触るよう強要してくることも少なくありません。
また、お客様によっては卑猥な画像を見せつけてきたり、勝手に女の子の飲み物を飲んだりする人もいます。
これらの行為は目立った動きをしなくてもできてしまうため、特に注意が必要です。セクハラされていることを周りの人に気づいてもらえず、フォローに入ってもらえない可能性があります。
性的な質問やセクハラ発言
ガールズバーに関わらず、お酒が絡む場所では下ネタ発言をする男性が後を絶ちません。
もちろん場合によっては、下ネタによってその場が盛り上がることもあるでしょう。しかし、中にはあまりにも度が行きすぎている発言をしてきたり、女の子が嫌がるとわかっていて性的な質問をしてくるお客様もいます。
具体的には、彼氏の有無を確認した後に「彼氏とどんな体位でするのが好き?」と聞いてきたり、彼氏がいないと答えたら「最後にいつHした?」「処女なの?」と、不躾な質問をしてくる人も珍しくありません。
また、お客様の中には体型を見てセクハラ発言をしてくる人もいます。特に胸が大きい女の子は、セクハラのターゲットにされてしまいがちです。
「何カップ?触らせてよ」「胸が大きい子ってやりたくなるよね」など、不快に感じるような発言をされる可能性があります。
カウンターから出た時を見計らって
お客様の中には、カウンターから出たときを見計らってセクハラをしてくる人もいます。特に、お客様の近くを通るときには注意しましょう。一瞬の隙をついて胸やお尻、髪の毛などを触られることがあります。
さらに分別をわきまえていない人の場合、服の中に手を入れてきたり、盗撮をしてくることもあるかもしれません。
お客様をドアまで見送る際
ガールズバーではお客様が退店する際、ドアまで見送りをすることがあります。そのタイミングでセクハラをされることもあるので注意しましょう。抱きついてきたり、酔った勢いでキスをしようとしてくる人はかなり多いです。
また、抱きついたタイミングで股間を押しつけたり、後ろから腰を振るなどの行為に及ぶ人もいます。
ガールズバーでセクハラに遭った時のベストな対応方法
ガールズバーでセクハラに遭ったときは、できる限り角がたたないように対応するのがベストです。
もちろんその内容や頻度にもよりますが、「自分基準で許せる範囲内のセクハラ」なのであれば、上手にかわしてしまいましょう。具体的な対応方法はこれから紹介するので、ぜひ参考にしてください☆
ただし、あまりにもしつこかったり、度が行き過ぎた内容のセクハラをされている場合は、我慢せず店長に伝えることも大切です。
質問に答えるかわりにドリンクを入れてもらう
お客様から性的な質問をされたら、「ドリンクを入れてくれたら答えますよ♡」と伝えましょう。ドリンクを渋るようであれば、「だったら質問には答えられません!残念でした♡」とかわいく返せばOKです♪
反対にドリンクを入れてくれたら、質問に関しては冗談で返してしまいましょう。決して本当のことを言う必要はありません◎
たとえば好きな体位を聞かれたとしても、「好きな人とだったら、どんな体位でも好きかな〜♡〇〇さんはどう?気になる!」などと適当に答えておけば大丈夫です。
性的な質問や発言をしてくる男性は、女の子の恥ずかしがる姿や嫌がる姿を見て楽しんでいることもあります。質問していながらも、実はその答えには興味がない人も多いのです。
「冗談でも質問に答えるなんて…」と思ってしまうかもしれませんが、ドリンクを入れてもらったことでドリンクバックを貰うことができます。結果的に得をすることには変わりないので、仕事だと割り切って答えてしまいましょう。
答えたくない質問はオウム返しでうまくかわす
答えたくない質問に関しては、オウム返しでかわすのもおすすめです☆「オウム返し」とは鳥の「オウム」の習性を元にした言葉で、ビジネスシーンでは定番のコミュニケーション術として知られています。
オウム返しの方法はいたって簡単です♡お客様にされた質問に対して、そっくりそのまま同じ質問を返すだけで成立します。
たとえば「最近いつHした?」と聞かれた場合には、「そういう〇〇さんは、いつしたんですか?♡」と答えましょう。そうすることで、お客様の話へとどんどん話題が逸れていきますよ☆
体を触られたお詫びにドリンクを入れてもらう
お客様に体を触られたら、「ちょっと〜やめてください!セクハラですよっ」とかわいく抵抗しましょう。それでもセクハラを続けてくるようなら、「これ以上するなら警察行きますからね!…でも、ドリンクを入れてくれるなら許してあげます♡」と伝えてみてください。
それでもしドリンクを入れてもらえたら、結果的にドリンクバックが付いてラッキーですよね♪セクハラをされたときはただ単に嫌がるだけでなく、自分が得をするように立ち回ることを心がけましょう。
セクハラ行為を放置するガールズバーは辞めるべき
ガールズバーはお酒が絡むお仕事なので、他の職業に比べるとセクハラ被害に遭う機会はどうしても多くなってしまいます。しかし、セクハラは決して認められる行為ではありません。
万が一セクハラを黙認するようなお店に入店してしまったときは、自分自身を守るために辞める決断をすることも大切です。無理をしてまで同じお店にこだわり続けるのではなく、セクハラ客に対してきちんとした対策をしてくれる優良店を探しましょう。
優良店であれば、セクハラをしてくるお客さんに対して店長や黒服から注意をしてくれたり、あまりにも酷い場合には出禁にしてくれることもあります。
ガールズバーを探す方法としては、夜職専門サイトの「体入ドットコム」を活用するのがおすすめです☆厳しい審査基準をクリアした優良店だけが掲載されているので、安心してお店探しができます。
そして、気になる店が見つかったら必ず体験入店をするようにしましょう。体験入店をすることで、お店の雰囲気や客層を確認することができます。
もし少しでも違和感を感じるようなことがあれば、一度本入店は見送って、別のお店でも体験入店をしてみてください。何店舗かで体験をしてそれぞれを比較してみることで、本当にあなたに合ったお店で働くことができますよ◎