話が続かない原因は“上辺だけの会話”しかしてないから
「お客様との会話が続かない」と悩んでいるガールズバーのキャストは、意外と多いものです。ガールズバーではお客様とのコミュニケーションが重要となるため、切っても切り離せない悩みなのかもしれません。
お客様との会話が続かない原因としては、「上辺だけの会話」しかしていないことが挙げられます。
上辺だけの会話をする女の子は、基本的にお客様への関心が薄いです。たとえば、ナイトワークでよく使われる話の切り出し方に「今日は何軒目ですか?」という質問があります。上辺だけの会話しかできない女の子は、ここから話を膨らませることができません。
せっかくお客様に「◯軒目だよ」と教えてもらっても、「へ〜。そうなんですね!」だけで終わらせてしまいます。
そしていざ会話が終わってしまうと、「沈黙になっちゃった。次の話題を考えないと…」と焦ってしまい、結局当たり障りのない質問や中身がない会話を繰り返してしまうのです。その結果、会話が盛り上がらないまま時間を迎えてしまうこともあるでしょう。
会話が続かないと悩む女の子の多くは、次の会話内容を常に頭の中で考えている状態であることがほとんどです。自分のことで精一杯になっていると、どうしてもお客様の言葉は二の次になってしまいます。これでは、お客様に関心を持つことはできませんよね。
その一方で、会話が弾む女の子は沈黙を恐れません。お客様が話している内容にしっかりと耳を傾けて、その会話の中から次の話題への糸口を見つけます。
ガールズバーは接客業です。「お客様を楽しませないと」と思うのは良いことですが、自分本位になってしまっては意味がありません。お客様に楽しんでもらうためにも、まずは相手に興味を持つことから始めましょう♪
ガールズバーの接客で意識しておくべき会話のコツ
ではさっそく、ガールズバーの接客で意識しておくべき会話のコツを紹介します。一度に全部実践するのが難しければ、簡単にできそうなものから取り入れてみましょう☆
お客様の名前の呼び方を親しみやすいものに変える
名前の呼び方を親しみやすいものに変えると、お客様との距離感を自然に縮めることができます。「佐藤さん」と呼ぶよりも、「佐藤くん」や「佐藤ちゃん」と呼んだほうが親しげな雰囲気が出ますよね。
また、お客様のことをニックネームで呼ぶのもおすすめです。相手の見た目や性格をネガティブに表現したニックネームでなければ、お客様もきっと喜んでくれますよ。
ただしフランクな呼び方をするときは、お客様の許可を取ってからにしましょう。お客様の中には、いきなり親しい呼び方をされることを不快に感じる人もいます。
許可の取り方は、「佐藤さんですね♡これからもっと仲良くなりたいから、”佐藤くん”って呼んでもいいですか?」と尋ねるだけでOKです☆
仮に断られたとしても、気にする必要はありません。「わかりました♪じゃあ佐藤さんって呼びますね!」と、明るく返しておきましょう。
相手から話を引き出す
お客様と会話をするときは、相手から話を引き出すことを心がけましょう。自分が話すのは3割程度に抑えて、ほとんどはお客様に話してもらえるように工夫してみてください。
- 「私、今日〇〇に行ってきたんです!△△さんは最近どこか行きました?」
- 「私、食べ物の中で〇〇が1番好きなんですよ。△△さんは好きな食べ物ってありますか?」
このように、話すときは自分のことだけで完結するのではなく、相手への質問を加えるようにしましょう。話を引き出すことができますし、お客様への興味があるようにみせることもできますよ。
質問はオープン・クエスチョンで
お客様に質問をするときは、「オープン・クエスチョン」が有効的です。オープン・クエスチョンとは、簡単にいえば「相手が自由に答えられる質問」のことを指します。
- 「そういえば、〇〇さんってどんな女の子がタイプなんですか?」
- 「〇〇さん映画好きなんだ!最近のイチオシって何かありますか?」
このように、相手からさらなる情報を引き出すような質問がオープン・クエスチョンです。オープン・クエスチョンをすることで、会話が広がりやすくなるメリットがありますよ☆
反対に、「はい/いいえ」で答えられるような回答範囲を狭めた質問が「クローズド・クエスチョン」です。
- 「〇〇さんって、意外と可愛い系が好きそう!実はタイプでしょ?」
- 「〇〇さん映画好きなんだ!最近公開された△△って観にいきました?」
タイプや映画の質問をするにしても、クローズド・クエスチョンで質問してしまうと「はい/いいえ」「観た/観ていない」のどちらかでしか答えられません。
クローズド・クエスチョンは会話のきっかけを掴むのにはとても便利ですが、オープン・クエスチョンと違って話が広がりにくいデメリットがあります。お客様と楽しく会話するためにも、接客中はできる限りオープン・クエスチョンをするようにしましょう。
相づち・リアクションは大きめに
お客様と会話をするときの相づちやリアクションは、少し大げさにするくらいがベストです◎話すときに「うんうん」と頷いてみたり、「やっぱり〇〇さんってすごい!さすがです♡」とオーバーに褒めたりすることで、お客様の気分を盛り上げることができます。
お客様の言うことを否定しない
コミュニケーションにおいて「共感」はとても大切です。お客様の言うことに対しては、できる限り肯定することを心がけましょう♪
また、「でも」や「いや」が口癖になってしまっている女の子は要注意です。話し始めにつけてしまいがちな言葉ですが、どちらも否定的な意味を持っています。
あまりにも多用していると、「ずっと自分のことを否定されている」と相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
つい「でも」や「いや」などの否定的な言葉を言ってしまいそうになったら、「そうだね」や「確かに!」といったような肯定的な言葉に置き換えるようにしましょう。
ガールズバーでお客様にウケがいい話のネタ
ここからは、ガールズバーでお客様にウケがいい話のネタを紹介します♪「お客様と何を話せばいいのかわからない」と悩んでいる女の子は、ぜひ参考にしてくださいね。
季節に関連した話
季節に関連した話は、ガールズバーでは鉄板の会話ネタです☆クリスマスや正月などの季節イベントが近ければ、それに関する話をするだけでも盛り上がりますよ。
また、季節の天候に関連した話をするのもおすすめです。たとえば梅雨時期であれば、「最近、雨が多いですよね〜。外に出るのも億劫になっちゃいます。〇〇さんは雨の日ってどう過ごしてますか?」と聞いてみるといいでしょう。
ここでのポイントは、「雨が多いですね」だけで終わらせないことです。最後に関連する質問を付け加えるようにすると、自然と話を広げられますよ。
季節に関連した話は、初対面トークの入り口として使われることが多いです!ぜひマスターしておきましょう☆
学生時代・若い頃の話
男性は、学生時代や若い頃の武勇伝を語りたがる人が多いです。あなたも1度くらいは、若い頃の武勇伝を得意げに話す男性と出会ったことがあるのではないでしょうか。
実際ガールズバーでも、女の子から良く見られたくて武勇伝を披露するお客様はたくさんいます。「めんどくさい」と思ってしまうかもしれませんが、そこは仕事だと割り切ってお客様の話を盛り上げてあげましょう。
お客様によっては、あなたから「〇〇さんって、すごいスマートですよね♡絶対昔からモテてたでしょ!」などと話を振ってみるのもいいかもしれません◎
出身地の話
出身地の話は、お客様と盛り上がりやすい話題のひとつです。話すネタに困ったら、「そういえば〇〇さんってどこ出身なんですか?」と聞いてみましょう☆
もし出身県が同じであれば、そこから話を広げやすいですよね。仮に行ったことのない県だったとしても、「栃木県って行ったことないです!今度行ってみたいな〜。おすすめスポットとかってありますか?」と、その県についてどんどん深掘りしていけばOKです◎
またお客様の中には、出張ついでにガールズバーへ立ち寄る人もいます。そのような人に対しても、「今日は出張なんですね!何県から来たんですか?」と尋ねてみるといいでしょう。
趣味の話
趣味の話は、どのようなお客様とも盛り上がれる鉄板の話題です。共通の趣味があれば、お客様との距離を縮めるきっかけにもなります☆
もし共通の趣味が見つからなくても、それはそれで大丈夫です◎「ゴルフってしたことないです!いつから始めたんですか?」といったように、趣味に関する質問をしてみましょう。きっと喜んで答えてくれますよ。
ニュースで話題な時事ネタ
毎日報道されている何気ないニュースの数々も、ガールズバーでは話のネタになります。特に、芸能人にまつわるニュースは盛り上がりやすいですよ☆
お客様と時事ネタを話すためには、常に最新の情報を仕入れておかなければなりません。テレビのニュース番組に目を通しておくことはもちろん、スマホにニュース系のアプリをインストールして、スキマ時間にチェックしておくようにしましょう。
恋愛の話
ガールズバーに来るお客様は、少なからずキャストに対して下心を持っています。そのため「彼氏いるの?」「どんな人がタイプ?」といったような、恋愛にまつわる話をしてくることも珍しくありません。
「彼氏いるの?」という質問に対しては、もしいたとしても「います」と正直に答えないようにしましょう。彼氏がいるとわかった時点で、お客様の中であなたに対する関心が薄れてしまう可能性があるからです。
それよりも、「1ヶ月前に別れちゃったんです」などと言って、今はフリーであることを仄めかしておきましょう◎
「もしかしたら俺にもチャンスがあるかも」とお客様に思ってもらうことが大切です。常連さんになってくれたり、ドリンクを奢ってくれる機会が増えたりするかもしれませんよ♡
また、好きなタイプを聞かれたときは、お客様に近いタイプを挙げるようにしましょう。ガタイの良いお客様に対して、「何があっても守ってくれそうな強い人」と答えるようなイメージです。
このときに注意すべき点として、芸能人を例に出すのはできる限りやめておきましょう。特に「イケメン芸能人」はNGです!
「結局顔か」と思われてしまいかねませんし、中には「俺、イケメンじゃないから完全に対象外だ」と、あからさまにテンションが下がってしまう人もいます。
芸能人の名前を挙げるにしても、演技力に定評がある俳優や、ルックスで勝負していないお笑い芸人にしておくといいでしょう。「この子は顔じゃなくて、内面の部分を見ているんだな」と思ってもらうことができますよ。
いずれにせよお客様から恋愛の話を振られたときは、期待をもたせるような返答をすることが大切です♡
グルメの話
グルメの話は、どんなお客様とも盛り上がれる定番の話題です☆
- 「昨日、この近所にある〇〇ってお店に行ったんですよ!△△さんは行ったことありますか?」
- 「最近〇〇さんに影響されて、ラーメンにハマってるんです♡おすすめのお店があったら教えてください!」
このように自分の話を踏まえつつ、おすすめの飲食店などを聞いてみてくださいね。
ガールズバーで避けるべき話のネタ
お客様と会話をするときには、避けておいたほうがいい話題もあります。これから紹介する3つの話題は特にデリケートなものなので、この機会に覚えておきましょう。
政治・宗教の話
政治と宗教の話は、ガールズバーに限らずナイトワーク全体でタブーとされています。
政治の話題は国への不満へとつながりやすく、支持している政党が違えば意見が対立することも珍しくありません。
また宗教に関しては、否定も肯定もしづらいデリケートさがあります。相手が信じているものを否定するのは失礼ですし、かといって肯定すれば宗教へ勧誘されてしまうかもしれません。
面倒な事態を引き起こさないためにも、政治と宗教の話はしないようにしましょう。
お客さんの仕事の話
お客様の中には、仕事疲れを癒したくてガールズバーに来店する人もいます。そのようなお客様に対して、仕事の話をしてしまうのはあまり良いことではありません。
話のきっかけとして、「どんなお仕事をされてるんですか?」と質問したくなるかもしれませんが、できる限り自分からは聞かないようにしましょう。お客様の中には、個人的な情報を教えたくない人もいます。
仕事の話は、「お客様から話してきたときだけ」と思っておいてくださいね。
新型コロナウイルスに関連する話
新型コロナウイルスは世界的に大流行したウイルスということもあって、「ワクチン接種した?」「コロナに感染したことある?」などと、つい軽い気持ちで聞いてしまうことがあるでしょう。しかし、このような質問はお客様に対しては絶対にしないでください。
もしかしたら質問をした相手がワクチン接種反対派の人かもしれませんし、新型コロナウイルスに感染したことで後遺症を患っている可能性もあります。「コロナ脳」や「陰謀説」などの考えを持っている人も少なくありません。
新型コロナウイルスは、人によって考え方や捉え方が大きく異なります。意見の食い違いによるトラブルを避けるためにも、お客様に対してこの話をすることは控えておきましょう。
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