ガールズバーのドリンクバックとは
ガールズバーのドリンクバックとは、簡単にいえば「ボーナス」のようなものです。ほとんどのバイトは「時給✕勤務時間」でお給料の額が決まりますが、ガールズバーでは時給にドリンクバックを上乗せしてもらえます。
多くのお給料が欲しいからといって闇雲に勤務時間を伸ばしていると、そのうち体力やメンタルに不調をきたしてしまうでしょう。ガールズバーで効率良く稼ぎたいのであれば、常にドリンクバックを意識しておくことが重要となります。
ガールズバーのドリンクバックの相場は1杯100~200円
ガールズバーのドリンクバックは、1杯につき100円〜200円が相場です。バック還元率が高いお店でも、1杯300円程度となっています。
ドリンクバックの計算方法は「基本時給✕時間+バック」です。では1杯100円のドリンクバックが貰えるお店で働いた場合、1ヶ月でどれくらいのお金を稼げるのでしょうか。
ここでは、時給1,500円で月に20日間勤務すると仮定して計算してみます。まずは、時給だけでいくらお金を貰えるのかをみてみましょう。
▼時給1,500円(1日4時間・月に20日間勤務する場合)
時給1,500円✕4時間=6,000円
6,000円✕20日間=12万円
1日に4時間勤務したとして、だいたい12万円を貰えることがわかりましたね。次に、ドリンクバックを入れて計算してみましょう。
▼ドリンクバック1杯100円(1日に10杯頼んだ場合)
ドリンクバック100円✕10杯=1,000円
1日のドリンクバック1,000円✕出勤日数20日間=2万円
出勤するたびに10杯のドリンクを頼むことができれば、20日間出勤していた場合はトータルで2万円ものお金が時給に上乗せされます。今回の例であれば、「時給分12万円+ドリンクバック2万円」で合計「14万円」のお給料を貰える計算です。
「1杯100円」と聞くと少なく感じてしまうかもしれませんが、最終的には万単位のお金となって返ってくることも珍しくありません。より多くのお金を稼ぐためにも、積極的にドリンクバックは狙っていきましょう☆
ドリンクバック数の管理方法は主に3つ
お給料に関係してくるからこそ、ドリンクバックの数をきちんと管理してもらえるのか気になりますよね。ドリンクバックの数を管理する方法はお店によって異なりますが、その中でも以下の3パターンが定番です。
- ドリンクチケットで管理する
- 手書きで紙伝票に書いて管理する
- iPadなどの専用ツールで管理する
ドリンクチケットは、ガールズバーだけでなくキャバクラでも利用されていることがあります。使い方は簡単で、お客様にドリンクを入れてもらったら、卓上に置かれているドリンクチケットに自分の名前と注文するドリンク名を書いてスタッフに渡すだけです。
紙伝票も、ドリンクチケットと使い方はほとんど変わりません。テーブルごとに割り振られている紙伝票に、名前と注文内容をどんどん書き込んでいけばOKです。
ドリンクチケットや紙伝票で管理している場合は、営業終了後にスタッフがドリンクの数を数えて、女の子ごとに集計を出してくれます。
ただし、あくまでも人が行うことなので、数え間違いなどのミスが起こる可能性は考慮しておくべきです。紙伝票の場合、飲んだ杯数を巡ってお店側と女の子側が揉めることも珍しくありません。
その点、iPadや専用ツールを導入しているお店は、ドリンクチケットや紙伝票のお店よりもドリンクバック数の管理が正確だといえます。注文が入るたびにきちんと入力さえしていれば、数え間違いが起きることはないからです。
しかし、それでも100%ミスが起きないとは限りません。入力を忘れてしまったり、ツールそのものに不具合が起きたりすることも十分に考えられます。
集計ミスによるお店側とのトラブルを避けるためにも、ドリンクバックの数は自分でも数えておくようにするべきです。飲んだ杯数を手帳などにその都度メモしておけば、万が一数え間違いがあったときの役に立ちますよ。
ドリンクバックはフェイクor薄めてももらえる
ガールズバーではフェイクドリンクはもちろん、お酒を薄めていてもドリンクバックを貰うことができます。
その理由は、大きくふたつです。
- お酒の飲み過ぎを防止するため
- お酒が苦手な女の子でも稼げるようにするため
相手にするお客様の数が多いほど、必然的にお酒を飲む量も増えますよね。たくさんのお酒を頼む「飲む客」がいれば、より一層体への負担が大きくなるでしょう。
万が一お酒で酔い潰れたりすることがないように、お客様には内緒で自分のお酒を薄くしておくことをおすすめします。
またガールズバーでは、お酒が苦手な女の子が働いていることも珍しくありません。中には、まったくお酒が飲めない女の子もいるでしょう。フェイクドリンクや薄めたお酒でもドリンクバックがつくようにしないと、彼女たちのモチベーションが上がりませんよね。
ただしお酒が飲めないからといって、ソフトドリンクを堂々と頼むのはやめておくべきです。何度も接客している常連さんなら構いませんが、初めてつくお客様の席でソフトドリンクを頼んでしまうと、その場を盛り下げてしまう可能性があります。
ガールズバーで20歳以下がドリンクバックをもらうには?
ガールズバーの中には、18歳から働けるお店があります。そこで気になるのが、「20歳以下の場合は、ドリンクバックで稼げるのか」ということですよね。
結論からいうと、20歳以下でもドリンクバックで稼ぐことができます。具体的な方法は以下の2つです。
- ソフトドリンクバックを貰う
- お酒を飲んでいるフリをしてフェイクドリンクを飲む
ガールズバーのバックは、アルコールドリンクを飲んだときに貰える通常のバックと、ソフトドリンクを飲んだときに貰えるソフトドリンクバックの2種類があります。
ウーロン茶やオレンジジュースなどのソフトドリンクしか飲めなくても、十分にドリンクバックで稼ぐことができるのです◎
ただしソフトドリンクバックの場合、通常のバックと同じ金額が貰えることもあれば、それよりも少ない金額になることもあります。この辺りはお店の方針にもよるので、20歳以下の女の子は面接時に必ず確認しておきましょう。
もうひとつの方法として、お酒を飲んでいるフリをしてフェイクドリンクを飲むのもおすすめです。
フェイクドリンクとは、いわゆる「ノンアルコールカクテル」のことを指します。本物のお酒のような見た目をしていますが、アルコールは一切入っていないため法的な問題はありません。
「それってアルコール入ってるの?」とお客様に聞かれても、「もちろん入ってますよ!」と答えておけば大丈夫です◎
それから、20歳以下であることは、あえてお客様に伝える必要はありません。ノンアルコールドリンクを飲んでいることを、お客様に悟られないようにするためです。
万が一年齢を知られてしまっても、20歳以下が法律でお酒が飲めないことはお客様も理解しています。アルコールをを強要されることはないので安心してくださいね。
ここで注意しておかなければならないのが、2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことです。もしかしたら、「18歳で成人なんだからお酒飲めるでしょ!」と言ってくるお客様がいるかもしれません。
しかし、この認識は間違っています。成人年齢こそ18歳になりましたが、飲酒と喫煙に関しては今までと変わらず20歳のままです。
Q4 お酒やたばこが解禁される年齢も18歳になるのですか?
A 民法の成年年齢が18歳に引き下げられても,お酒やたばこに関する年齢制限については,20歳のまま維持されます。
(引用:法務省)
もしお酒を強要されそうになったら、落ち着いて正しい情報を伝えるようにしてくださいね。
ドリンクバック以外のバックがあるガールズバーもある
ガールズバーの中には、ドリンクバック以外のバックシステムを設けているお店が数少ないながらも存在しています。
たとえば指名制度のあるお店であれば、本指名バックが設けられていることも珍しくありません。本指名バックの相場は500円〜1,500円ほどです。
また、ボトルバックが導入されているお店もあります。ボトルバックは注文されたボトルの値段によって還元される金額が変わりますが、最低でも500円以上は貰えると考えておいていいでしょう。
その他のバックとしては、同伴バックやフードバック、売上バックなどがあります。それぞれの相場は以下のとおりです。
- 同伴バック;1,000円〜2,000円
- フードバック:100円〜1,000円
- 売上バック:売上の小計50%
どれもキャバクラではお馴染みのバックばかりですが、実はガールズバー特有のバックも存在しています。それが「スカウトバック」と呼ばれるものです。
スカウトバックは、キャッチ(客引き)でお客様をお店に呼び込んだ際に発生します。具体的には「1人呼び込むごとに◯円」と決まっていたり、売上の何%かがお給料に上乗せされたりすることが多いです。
ドリンクのもらい方は会話の流れで“OK”と言わせること
ドリンクを貰うときは、会話の流れで自然と「OK」と言ってもらうことが大切です。
ドリンクを貰うためのきっかけを作る方法はいくつかあります。その中でも、ガールズバー初心者の女の子でも実践しやすいのが「おかわりのタイミング」です。
お客様がお酒を飲み終わったタイミングで、「お酒のおかわりはどうしますか?もしよかったら、次は私も〇〇さんと乾杯したいです♡」とおねだりしてみましょう。それまでに楽しく会話ができていれば、高確率でドリンクを貰うことができますよ☆
また、会話の中でお酒の話をするのもおすすめです。
「〇〇さんは何のお酒が好きですか?私は△△が好きで〜」
「この前初めて△△を飲んだんですけど、〇〇さん飲んだことありますか?よかったら一緒に乾杯しましょうよ♡」
このようにお酒の話を振ることで、「じゃあ一緒に飲もうか」と言ってもらえるような雰囲気を作れます。
特に、イベント時は積極的にドリンクをおねだりできる大チャンスです!「もうそろそろクリスマスですよ!気分を盛り上げるために乾杯しましょう♡」といったように、イベントを上手に活用してみてください。
もし実践するのが難しいようであれば、「〇〇さんと話してたら喉乾いてきちゃった!よかったら、何かドリンクいただいてもいいですか?」とストレートに尋ねてもOKです◎
ただし、しつこい「ドリンクくださいアピール」をしてはいけません。あまりにもガツガツ攻めることは、お客様を不快にさせてしまう原因になります。
ドリンクを断られても深追いはせず、「わかりました!もっと仲良くなったら乾杯してくださいね♪」と切り替えるのがベストです。
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